Merlot Maria Shizuko

2011

Merlot Maria Shizuko 2011

 

メルローは、もともと地元には自生していなかった品種ですが、記録によればすでに当地で栽培されるようになってから100有余年、その優れた順応性は疑う余地がないことが示されます。
この純メルローによる作品は、その名を宮川ファミリーの7人の子どものうちの一人、マリア志づ子氏にちなんでいます。彼女は当園の管理者として、2005年、この品種の可能性に賭けてとても独創的なワインとラベルを創作しました。
このボトルは毎年限定的に製造されています。

品種

Merlot

気候と作柄

2011年は、冬に雨量が多く、春は例年に比べて温暖だったため、高温で乾燥した気候の影響を受けて収穫が9月18日と早めに始められました。開花から成熟にかけてまとまった雨量のおかげで、房が好調に生育しました。9月は日照りが続き降水量がなかったため、メルローにとっては充実した気候条件となりました。

ブドウ園

メルロー・サドルバック

ワイン醸造と精留

収穫のときは、果実を傷めないように小型の木箱に摘み取ります。
まず、発酵の前に低温浸漬されたあと、温度制御機能付きのステンレス槽に移され、ミクロオキシジェナシオン採用により発酵されます。
そのあと、薄皮ごと長期浸漬されます。これは年の作柄状況によっても左右しますが20~25日程度で、その間にブレンドもこまめに行われます。
次に、温度と湿度の制御機能がある庫内の225リットル樽でおよそ18か月熟成され、そのあと続けてマロラクティック発酵されます。
こうして、さらにボトル詰めの状態で12か月以上寝かされ、精留されてバランスが整えられます。

試飲会メモ

紫がかった影が差す、ルビーレッド系の満面深みある色合いです。
香りは変化に富み複雑な表情を持ちます。よく熟れた赤系のベリー、サクランボウ、ブラックベリー、そしてラストにかすかな焦臭があります。
味わいは包容力があり、密度が細かくまろやかなタンニンは、後味にベルベットのようなやわらかさとドライ感を残します。