ワインセラー

ブリケッラにまつわる情熱と当地への想いをつづった企業沿革

当地は、マレンマ地方北部にある中世からの歴史を持つ小さなボルゴ、ヴァル・ディ・コルニアにあり、スヴェレートから2 kmのところ、エルバ島を沖に見る海岸線上、ボルゲリに隣接しています。
現在ブリケッラ農園(合計42ヘクタール)は、ブドウ園17ヘクタール、オリーブ畑10ヘクタール、小湖を包括するほか、果樹園を含む菜園もあり、うち一角はアグリツーリズムお客様用に開放され、ほんの小さな片隅は野山の草木に茂らせています。
独自性あふれる最高品質のオーガニック農業に移行する途中で大きな節目を迎えたのは’90年代半ば。宮川氏と奥様のマリーザさんがスヴェレートとヴァル・ディ・コルニア全域の特徴を最もよく表すワイン「il Vino」の生産に投資しようということになったときです。この計画には、この土地のことや特殊な微細気候をよく知っている地元の一家、ブオナグイディにも力を借りることになりました。
毎日の日課を淡々とこなし、細部まで気配りを欠かさないことがこの計画を常に支えてきました。
1997年には新しいワインセラーが設けられましたが、それが後年の間に進化を遂げ続け、今では先端技術を誇るほどになりました。でもそれ以上に進化したのはブドウ園でしょう。新たな株が植えられ、数年にわたってさまざまな試行が繰り返された結果選ばれた品種が、今この農園の独自性を表すようになっています。
品種は、選りすぐりの種類だけに数を絞り分量も少なくして、ブドウ株の素質を集中的にはっきり引き立てるように表現します。年ごとに栽培上の要求事項や特殊性が変動しわずかな製造量でも特徴が微妙に違うので、そうした諸々をワインに余さず表現するためにブドウ園での作業は膨大です。